お金をかけずにできる防犯対策5つ!後悔しないプランとは?

家を建てて泥棒に入られたら被害も受けるし本当にショックです。しかも家族が危ない目にあう可能性があります。それを防犯対策では窓に防犯フィルムを貼るのと防犯照明が効果的でおすすめです。今回はその他にお金をかけずにできる防犯対策を紹介します。

窓の位置や高さ

警視庁の資料によると窓から入る侵入犯の割合は、令和元年のデータで被害全体の57%です。玄関が17.5%、その他出入り口(勝手口など)16.2%と比べて圧倒的に多くなっています。このため窓の防犯対策をまず行うようにしましょう。

防犯フィルムも効果的ですが窓の位置や高さでも対策はできます。まず明り取りや換気だけに取る脱衣室やトイレの窓を高い横長窓にします。泥棒が外から届かなければ入れません。特にこれらの窓は北側にあることが多く、死角になって泥棒に狙われやすいのです。

今の住宅は24時間換気が付いているので理屈としては湿気がたまりにくくなっています。せっかく窓をトイレなどに付けても結局開けないしな・・・という方は付けないのも手です。実際マンションなんかは、トイレや脱衣室に窓がほとんどないですからね。

他にスリット窓と言って細長くて人が通れない幅の窓を明り取りに使うのもおすすめです。ホールや廊下、ダイニングなど明り取りがメインで開かなくてもいい場所に、2〜3本ならべると見た目もオシャレでいいですよ。

足がかりを作らない

家のそばに物置などの足がかりになる物を置かないようにするのも対策になります。特に1階に屋根があるデザインは要注意で、そこに上られて2階の窓から侵入されたお客さんもいました。2階の窓は油断して鍵を締めないことが多いですからね。

物置の他にカーポートや電柱なども足がかりになりやすいので、家の配置を考えるときは注意してみてください。ただし敷地が狭いお宅だとどうしても家のそばになってしまうと思います。そのときは1階屋根に面する窓は高くする小さくする、1階屋根がないとしても物置などに上って届く窓は小さくする、開けられないFIXという窓にする、なども検討してみてください。

またバルコニーもよじのぼって入られると外から見えないし、そこの窓も鍵を締めないことが多いので要注意です。

勝手口対策

経験上勝手口は泥棒に入られる可能性がとても高い場所です。外からの人目につかない位置にあること、全面がガラスなこと、鍵を壊せばよじのぼったりせず家の中に入れること、その割に鍵が貧弱なこと、が考えられます。

対策は、まずガラスを防犯ガラスにすることです。オプションですが防犯ガラスを選べるサッシメーカーもありますし、住宅会社に頼めば防犯フィルムを貼ってくれます。(「そういうのは対応していないですね」と言われても、それは面倒臭がっているだけです。強く言いましょう。)

また夜に入られないようにセンサーで人に反応して点灯する照明を付けるのもおすすめです。防犯以外でも夜にゴミ出しをするときに足元を照らしてくれるので便利です。

他に室内側からロックを開けるツマミ(サムターンと言います)が外せるタイプがあるので、それを選んで外出時は取っておくと、ガラスを割って手を入れてもロックが開けられなくなります。

サムターン

玄関ドアの対策

これから新築で建てる家は、国産メーカーの玄関ドアならディンプルキーというピッキング対策のされた鍵が使われます。またドアガードというドアチェーンの代わりになるものや、勝手口でもお伝えしたサムターンが外れるなど、比較的防犯対策がされています。多くの住宅会社で標準装備になっています。

丸い穴が彫られたディンプルキー
ドアガード

注意したいのが海外製の玄関ドアや住宅会社オリジナルの木製ドアなどで、鍵が簡素なものの場合があります。鍵がディンプルキーか、ドアガードは付いているか、などを確かめましょう。

またガラス面が大きな玄関ドアや、そのすぐ隣に明り取りの窓を付けているとそこを割られて手を入れられ鍵を開けられる可能性があるので、防犯ガラスにするなどの対策をしましょう。

外まわり

家の外まわりでもできる防犯対策があります。たとえば高い塀にすると泥棒に入られにくいように思えますが、いったん中へ入れば外からの人の目につかずじっくり鍵を壊せます。そのため最近は低めの塀にするのが主流になっています。

また木を生い茂らせると周囲から敷地内が見えにくくなり、やはり泥棒が鍵を壊したりがしやすくなります。特に道路から家の脇や裏側が見えない位置に木がないか注意して、適度に枝葉を切るようにしましょう。

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