洋風でもOK?後悔しない?玄関の引き戸ってほんとうにいいの?

玄関の扉を引き戸にという提案を受けたり、そいうプランを見たりして本当にいいのかな?と疑問に感じませんか?

和風のデザインしか思い浮かばないとか、実家の古い引き戸は開け閉めが重いしガタガタいうし、なんか隙間風が入ってきそう・・・

「ベビーカーを押しながらだと楽」という話を聞いてもピンとこない、と言ってたお客さんもいました。


今回の記事を読んで頂くと、そのぼんやりした引き戸のメリットを整理して知ることができます。

またデメリットもご紹介しますので、引き戸が合う方、開き戸(ドア)が合う方、も明確にしてもらえます。

住宅営業をおよそ20年勤めた管理人が、中立の立場でユーザーの声から得た情報をお伝えします。


引き戸の基本をおさらい

引き戸には大きく分けて2つの形状の種類があります。

まず戸が1枚だけで、開く時にその戸が横に動いていく片引きタイプで、その動いていく側は壁やガラスになっています。

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もう一つが戸が2枚あり、それぞれが横に動いて重なる、引違いタイプです。

従来は引違いタイプが主流でしたが、現在はデザインと気密性の面から片引きタイプが主流です。


現在は洋風でしかもスタイリッシュなデザインが多い

引き戸の話しをお客さんにすると、けっこう多くの方が和風の引き戸を連想していました。

いわゆる実家や、おじいちゃんちの玄関引き戸です。

当然昔のデザインなので、口にはしませんがお客さんの顔には「そんなダサいの嫌だ」と書いてありました。


でもそれは昔の話しで、現在の引き戸は時代に合わせスタイリッシュで、シンプルだったりモダンだったりのデザインがたくさんあります。

決して洋風やモダン系の家に合わないものばかりではありません。

心配な方はぜひ一度メーカーのサイトを覗いてみて下さい。


引き戸のメリットを整理しよう

まずは引き戸の主なメリットをまとめます。

断片的に聞いていると覚えていたりいなかったりで、的確な判断ができません。

目新しいことはあまりありませんが、一度目を通して自分に合うものを見つけて下さい。


人の動きが最小限で楽

外から開けるとき、開き戸(ドア)は外へ大きく開いてくるので、どうしても人間は後ろへ一歩下がらなければなりませんが、引き戸はこの動きがありません。

小さなお子さんの手を引きながら、あるいはベビーカーを押しながら、あるいは両手に重い買い物袋を持ちながら、開けるときに下がらず済むのはとても楽ちんです。

引き戸で家を造った方が開き戸にはもう戻れないと言われる、最大のポイントです。


玄関に限りませんが毎日使う部分がちょっとでも楽になると「建ててよかった」と感じる方は多く、満足感のツボです。

忙しく疲れて、小さなお子さんや荷物を抱えて帰宅した時のわずらわしさが、少しかもしれませんが、毎日軽くなるのは大きなメリットではないでしょうか?


玄関前のスペースが小さくて済む

玄関が開き戸だとどうしてドアが動くスペース+人が立つスペースが必要で、結構広い面積を使います。

そのためもし玄関前がすぐ道路だったり塀だったりすると、出入りが非常に狭苦しくなってしまいます。

玄関前がすぐ駐車スペースだという場合も同様です。


これが引戸なら玄関前は人が立つスペースだけで構わないため、限られた敷地では非常に有利です。

逆に言えば玄関前が狭いけど開き戸(ドア)にする場合、相当慎重に設計しないと完成してから「何だこれ?狭っ!」という後悔につながりやすいです。

特に狭小地を購入して家を建てる方は、引き戸をぜひ検討してみましょう。


年を取ったときにも楽

小さな力でも開けられるということは、年を取った時に杖を突きながらでも開けられるということ。

住む家族にお年寄りがいる方はもちろん、自分が年を取った時を考えて家造りをしたい方も、ぜひ引き戸は候補にして欲しいアイテムです。


また電動で自動ドアのように開閉するモデルもあるので、とりあえず今は手動の引き戸にしておいて、年を取ったら入れ替えるのもありです。

(その場合はおそらく1万もしないので、新築時に電気の配線だけ工事しておきましょう。)


風の強い場所もおススメ

冬の北風が強い地域で、玄関を開き戸で北や西、東側に付けてしまうと、風圧で相当力を入れないと開けられなくなってしまいます。

これは小さなお子さんやお年寄りだと非常に危険です。


これが引戸だと風の影響が非常に小さく、それほど頑張らなくても開けられます。

この「風で玄関ドアが開けられない」という経験のある方は、ぜひ引き戸を検討してみてください。


引き戸の気になる点をチェック

開け閉めで引き戸は重い?ガラガラ音がしない?

最近の玄関戸は断熱性がアップしたおかげで、引き戸も開き戸(ドア)も重量はアップしています。

その対策で引き戸は昔のように下の車輪で動く構造ではなく、上で吊って動く構造に変わっており、かなり軽く開けられます。

古い家の引き戸を経験された方は重いイメージがあるかもしれませんが、その心配はありません。


また吊る構造のため昔の引き戸にあった下のレールがないため、そこに砂やゴミが入って動きが重くなったり、ガラガラ、ガタガタ音がする心配もありません。


隙間風が入らない?

引き戸と言うと隙間風が入りやすいと思う方もいるかもしれませんが、気密性は決して悪くはありません。

例えばLIXILの玄関引き戸の主力であるエルムーブ2は、カタログの最後の方にJIS規格の気密性を示す等級が書いてありますが、これが一番上のランクのA-4になっています。

同じLIXILの平均価格帯の開き戸(ドア)ジエスタ2と同じ高い数値なので、隙間風がピューピュー入るということはなさそうです。


デメリットは価格が高いこと

価格は開き戸と比べると引き戸の方が高くデメリットのひとつになります。

市場価格で同じ断熱性能のものを比べると、およそ10万円ほど引き戸の方が高くなります。


例えばLIXILの開き戸のジエスタ2と、引き戸のエルムーブ2はほぼ同じ断熱性を持っていますが、前者が市場販売価格は前者が15万円前後、後者は25万円前後です。

家を造ってくれる会社によって多少違いはあるでしょうが、開き戸に比べそれくらい出費が多くなるのをメリットと比べてどう思うかです。


引戸がおススメの方は・・・

・子供を抱っこしたり手を引いて家に入る方

・共働きで買い物袋や荷物を両手に持って帰宅する方

・玄関前のスペースが狭い方

・自分が年を取ったときを考えた家にしたい方

・車椅子のご家族がいる方


開き戸がおススメの方

・価格を重視する方

・デザインは開き戸がいいという方


まとめ

引き戸は、動作が楽で省スペース、というのが主なメリットです。

お子さんが小さくて共働きの方や、玄関前は限られたスペースになる方には、たとえ10万高くてもそれだけのメリットがあるのでおススメです。

もちろん今回挙げた引き戸のメリットが当てはまらない方は、開き戸(ドア)でもまったく問題ありません。

割合的にはまだまだ開き戸が多く、モデルルームや友達などの家で体験できるので、間違いない選択をするなら開き戸でしょう。

とにかくいつもお伝えしていることですが、メリット・デメリットを知ったうえでわが家にはどちらが合うか、ぜひ家族で相談してみてください。

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