ニッチを新築に付けて後悔する3つの理由 これを知ってから付ければ満足できます

ニッチの見本

ニッチはオシャレに小物を飾れて、しかも価格はお手頃。新築ではかなり気になるアイテムという方も多いはず。でもせっかく付けても無駄になったりデメリットがあったりしたら嫌ですよね。

今回は付ける前に知ってほしいニッチのデメリット3つを、住宅業界歴20年以上の管理人がお伝えします。建ててから「こんなはずじゃなかった…」と後悔するのを防ぐために役立ててください。

掃除がめんどう

黒い棚のニッチ

ニッチはオープンな棚なので、平らなところにホコリがたまり掃除がめんどうです。玄関のシューズボックスの上って、けっこうホコリがたまりませんか?あの掃除のめんどうさと一緒です。

しかも中段があるタイプは、掃除するところが増えます。もし濃い色やガラスの棚だと、よけいにホコリが目立ちます。

また玄関のように、お客さんに見られるところにニッチを付けるとマメに掃除することになります。小物や写真を飾ってあると、いちいちどかすのがホントめんどうです。

死んだ虫

それから照明のあるニッチは虫が集まるので、小さいのがよく死んでます・・・ニッチは掃除がストレスにならないかが付ける基準の一つです。

「掃除がめんどう」「忙しいので掃除するところを増やしたくない」という人は、ニッチを付けすぎない方が良いと思います。

小さいと値段が割に合わない

高さと棚と照明のあるニッチ

ニッチの金額は、小さめで中段や照明が無ければ、1ヵ所およそ1万円くらいです。中段の棚や照明がある、人の背くらいのニッチだと会社によっては5万円以上します。

小さくても1万円以上と聞くと、「大きさのわりに高いな」と感じるかもしれません。特にサイズやデザインを細かく注文すると、木の板を切り貼りして作る大工さんの手間代がかかり割高です。

大工さん

そのためニッチはそこに本当に必要か、よく考えて付けましょう。たとえ数万円かけても「ここにニッチがあった方が絶対おしゃれ」とお客さんが心の底から思うかどうか。

いちばん良くないのは「住宅会社の人にすすめられたから」という理由で付けてしまうパターン。欲しくもないのに付けてしまうと、生活が始まってから欠点ばかり目について後悔しがちです。

普段の生活で1万円のインテリア小物を買うとしたら、慎重に考えませんか?家を建てるときは金銭感覚がマヒしているので要注意です。

後から位置が変えられない

ベッドサイド

ニッチは壁をくり抜いて作るので、後で位置や高さを変えられません。そのためそばに家具や家電などを置く計画なら、慎重に位置を打ち合わせしましょう。

たとえば

●ベッドサイドにスマホやメガネ置きとして作るならベッドと被らないように。

●リビングに作るなら家具や家電などと重ならないように。

●キッチンカウンターやワークスペースに作るときは、パソコンなどの邪魔にならないように。

このようにベッドやソファーのような大きい家具があるところや、パソコンのように小さいけど「ここに置いたほうが使いやすい」ポジションがある物のそばは要注意。

せっかくニッチを作ったのに重なってしまい、使わなくなる可能性があります。

さらに言えば家具やパソコンなどをこれから買うようなら、どこにニッチを付ければ大丈夫かわかりません。

物が重なってしまいそうな場所には、ニッチは付けない方が安全ではないでしょうか。

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