注文住宅の間取りで後悔する原因3つとその対策

注文住宅は完成している建売住宅(分譲住宅)やマンションと違って、想像しながら間取りを考えないといけないので、失敗する可能性が高いです。

実際どんな失敗があるか代表的な3つとその原因、そして対策を住宅業界歴20年の管理人、たけとしがお伝えします。

思ったより狭い

これは住宅会社の提案プランの説明不足もありますが、中には意図的に広さをお客さんに伝えようとしていない場合があります。

実は住宅メーカーの営業マンや設計士は、予算が厳しいお客さんには内心で家があまり大きくならないように、誘導しようと考えています。

なぜなら高いメーカーで思い通りの家を作ると大きくなってしまい、あっという間に予算オーバーになってしまうからです。

なので「もう少し広くしたい」と言うと、これで十分だと言います。

特に契約前の提案プランはなるべく狭く感じられないように、涙ぐましい工夫をしてます。

リビング●畳、ダイニング●畳、キッチン●畳とは表記せず、LDK(リビングダイニングキッチン合計)●畳と、少しでも数字を大きくして何となく広そう、というイメージを演出します。

そんなことで・・・と思うかもしれませんが、お客さんは素人さんなんで「よくわからんけど数字が大きい方が広いんだろ!?」と思う人も実際います。

他にも、私が昔見たある有名メーカーの図面では、リビング6畳なのに大型テレビがあってソファーで優雅にコーヒー飲んでる人のイラストが入ってて、「絶対入るわけないじゃん!」と思うんですがお客さんは広そうって思っちゃうんです。

原因は売る側が実際の広さを知られないようにしてることです。

この対策は図面の打ち合わせをする時は必ず、図面上の部屋の広さをモデルルームとかで「ここからここまで!」と実際の空間で確かめることです。

特にリビングやダイニングはたとえば14.5畳とか半端な広さのことが多く、お客さんは広さ感がまったくわかりません。

なのでモデルルームのリビングに立って、ここからここまでの広さ、と必ず確かめましょう。

しかも設計さんに正確に教えてもらうのがポイントです。

設計は性格的に几帳面な人が多くて、しかも間違った事を伝えてはいけないと考えているからです。

営業マンは信じられないかもしれませんが、寸法をよくわかってない人間もザラにいます。

あるいはわかってても「あの扉の手前ぐらいじゃないっすかね?」と、すごくぼんやりした曖昧な答えではぐらかす者もいます。

よく「そんな営業マンはごく一部」と言う声を見かけますが、それは売る側がお客さんに警戒されたくないので言ってるだけです。

確かに少数ですが、お客さんが思ってる以上に雑な営業マンはいます。

なのでモデルルームとか実際の空間で設計さんにリビングダイニングの広さは必ず「ここからここまでの広さです」とわかるように教えてもらってください。

カタログやモデルルームで建築会社を選んでしまう

2つ目の後悔する原因は、カタログやモデルルームのイメージで住宅会社を選んでしまうことです。

もちろんほとんどの方はモデルルームとは違う、カタログは写真の撮り方がいいんだとわかっています。

でも目で見ている好印象がどうしても強いので、「ここまで豪華じゃなくても、それほどハズレではないだろう」と期待して住宅会社を選んでしまいます。

でもモデルルームは立派でも実際に建てる家は普通という会社はけっこう多いです、大手メーカーでも。

モデルルームはものすごくお金がかけてあるし、グレードもトヨタで言えばレクサスに相当するハイグレード。

良く見えて当然ですが、建てる人が限られて、現実的な金額のグレードで装備だと、かなり残念な家になります。

それを知ってればいいし、普通の家で構わないという人もそれで不満はないと思います。

でも期待していてイメージと違うってなるのは、モデルルームやカタログの印象が強いと起きる失敗です。

基本的に自分たちの家は別物と考え、じゃあ提案されているプランはどんな家になるか?どうすればわかるのでしょうか?

実際の家を体感してない

完成して住んでからあるのが、使いにくいとか暑いとか寒いとか。

これは頼む会社で家を建てた人の感想を聞くしかありません。

実際の家を見学会で見ても、本当に住んだ時の感想はわかりません。

ハウスメーカーでは実物を見せてないところもあるし、営業マンが意図的に見せない場合もあるんですよね。

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家の選び方間取り
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