具体的な物件が出てきたりエリアが絞れたら必ずやって欲しいのが下見です。
日当たりや匂い、騒音など資料だけではわからないことが得られます。
ここでは当たり前のことに加え、私の経験から得たマニアックなチェックポイントをご紹介します。
土地の前に立ってみる
土地の下見で車から降りないで見ている方もいますが、ぜひ外へ出てしばらく立って見てみることをオススめします。
騒音や匂い、日当たりや風当たりなど多くのことがチェックできるのでおススメです。
近所の集会所でカラオケ教室があったり、学校から休日でも部活の練習の音がするとか、休みの日なのに子供の声が全然しないので近所は年配者ばかり?などなど。
近くに車やバイク好きな人がいて吹かす音が大きいとか、カエルの声が凄いとか・・・
音は結構得られる情報が多いんですよね。
あと臭いも重要で、きついと洗濯物が外に干せなくなったりと、事前に知っておきたいものです。
立って見ていると怪しまれるのでは?と思ってしまいますが、売り土地は他の人も見に来ていて近所の人は慣れてますから、そうそう「何してるんですか?」と聞かれることはありません。
もし聞かれた時は正直に売りに出てたので見に来た、と答えれば全く問題ありません。
逆に話しかけてくる人はたいてい話し好きなので、聞いてもいないのに「この土地は・・・」と色々情報を教えてくれます。
さらにはまた温かい日の休日の昼間などは、しばらく立っていると近所の変わった人って出てきて話しかけてくるんですよね。
あるいは窓からあからさまにジーッと見てたり。
そういう人のチェックにも良いかも知れません・・・。
下見は時間を変えて何回も行く
下見は1回では絶対ダメです。
時間帯を変えたり、可能なら平日と休日で行ったりすると状況が全く違っていたりします。
まず朝や夕方の通勤時間帯に行ってみると、前の道が抜け道になっていて車通りが激しかったり。
抜け道を走る車って飛ばすので危険な場合も多いです。
あるいは雨の日に行ってみると水はけが悪く敷地内がビチャビチャになっていたり、道に大きな水たまりができていたりすることも。
先程の騒音も平日と休日では全く違ったりしますからね。
工場はもちろんですが、ビニールハウスからラジオの音が大音量で流されていたこともありました。
臭いも同様で風向きでかなり変わってしまうので、こちらも日を変えて、あるいは可能なら季節を変えて何度か行くのがおススメです。
近所の人はどんな人?
近くに変わった人がいないかも結構気になりますよね。
これは事前に察知するのは難しいのですが一つだけ方法があります。
それは聞き込みです。
何か大げさですが、隣接した家の人は必ずチェックしておきたいので、声をかけてみましょう。
やり方は簡単で「情報をこの土地を見て来たんだけど、この辺りの住み心地はどうですか?」とインターホンを押して聞くだけ。
その時の反応で「変な人」がわかる場合があります。
ただし無愛想だけど良い人はいますし、その時たまたま忙しいかっただけかもしれないので、敏感になりすぎないように。
またインターホンで話しているうちに出てきてくれたり、近所の情報を色々教えてくれたりする良い人もけっこういます。
勇気がいるかもしれませんが、とにかく得るものが多いし、一生住むわけですから失敗しないためにも、できる人はやってみて下さい。
聞きたいことを絞ってメモして行くとスムーズです。
一人暮らし用のアパートに接してないか
一人暮らし用のアパートや極端に古そうなアパートに隣接している場合は、少し注意が必要です。
友人との家飲みで盛り上がっての騒ぎ声や、夜中でも駐車場や外廊下で友達と話し込んでいたり、など若い元気な人が多いアパートはなかなか賑やかです。
遅い時間に音の大きい車で帰ってきて、しばらく車中で電話してるようでうるさかったり、カーステの音が凄い人もいます。
ゴミ出しのマナーが悪い物件だと、犬やカラスに荒らされたゴミが道路に散乱、風で近所に舞い込んできたりすることも。
また一人暮らし用でも外国の方が何人かで住んでいるものもあり、そうなると結構カオスなので覚悟が必要です。
とにかく不動産屋さんはそこにどんな人が住んでいるかは教えてくれませんから、行ってみるしかありません。
隣が飲食店の場合
お隣が飲食店の場合は営業時間と匂い、それからお酒を出す店かチェックしましょう。
食べ物屋さんは残念ですが匂いは必ずしてしまいます。
ケーキ屋さんとかはまだ良いかもしれませんが、焼きもの炒めものを扱うお店は結構してしまいますので、お客さんが入っている時間帯に行ってみましょう。
また遅い時間までやっているお店だと、駐車場での話し声がうるさい場合もあります。
特に遅い時間までやっていてお酒を出す店(飲み屋さんではなくても)は、結構にぎやかになりますので確認しましょう。
あと汚い話しですが、お酒を出す店で立ちションする人がいると、かなり厳しいかも。
隣が居酒屋さんの物件に日曜の朝下見に行ったら、接しているブロック塀から明らかにオシッコの匂いが・・・
お店側なんですけど複数の跡があって、検討しているお客さんに伝えたら当然却下でしたね。
飲食店をやっている方には申し訳ないのですが、慎重に検討した方が良いと思います。
まとめ
とにかく下見は何度も行くのが重要です。
日時を変えることで多くの情報が得られて失敗を防いでくれます。
また回数を重ねると自分なりのチェックポイントが出てきたりして、今後の物件探しに役立ちます。
具体的な物件情報が見つかる前でも、気になる住宅街やエリアがあるなら、一度気軽に行ってみることをおススメします。
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