同じ料理を同じ時間で作った場合のランニングコストの計算根拠です。
もともとは記事作成から時間が経って、自分が数字を再検証や訂正する用で作ったので、私以外が見るととてもわかりにくいと思います。
まあ、しっかり根拠を調べて計算してるんだね、と思ってくれればありがたいです。
●都市ガスのランニングコスト
まず4.2KWの火力を発生させるのに必要なガス消費量を調べる。
参照:「リンナイ2019年ビルトインガステーブル総合カタログ」 P86 ガス消費量
・都市ガス(13A)3,610kcal/h・・・①
・LPガス(プロパンガス)0.301kg/h・・・②
続いて都市ガスの単価を調べる。
参照:環境省「家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査 全国試験調査(平成26年10月~平成27年9月)」
・建て方別世帯当たり年間都市ガス消費量(固有単位)
より一般家庭の月平均のガス消費量は18.33㎥/月(220㎥/年÷12ヶ月)とわかる。
すると東京ガスの㎥当たりのガス単価は
142.66円/㎥・・・③
参照:東京ガス ガス料金表
続いて都市ガスで4.2kwの火力を出すために必要な3,610kcal/h(①)のガスでは、何㎥の都市ガスを必要とするかを計算。
都市ガスは1㎥当たりの発生エネルギー24000kcal・・・④
参照:プロパンガス消費者協会
参照:中部ガス株式会社
都市ガスの㎥当たりの単価142.66円(③)÷24000kcal=約0.0059円/kcal
これが1kcal当たりの単価なので、4.2kwの火力を出すために必要な3,610kcalにかける
0.0059円×3,610kcal=21.299円
これが火力4.2kwでガスコンロを1時間使った場合の都市ガス代
●プロパンガス
プロパンガス(LPガス)の年使用量の平均29㎥÷12ヶ月=2.42㎥/月
参照:環境省
「家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査 全国試験調査(平成26年10月~平成27年9月)」
・建て方別世帯当たり年間LPガス消費量(固有単位)
よって
プロパンの10㎥の一般小売価格の平均が7,779円とわかる
石油情報センター「最新価格情報・LPガス月別」
2019年6月
1㎥に換算すると777.9円・・・⑤
1㎥は2.183kgになるので
参照:日本LPガス協会
「LPガス単位換算表」
LPガス(プロパン70%、ブタン30%)15℃
777.9円(⑤)÷2.183kg=356.34円/kg
このkg単価を、4.2KWの火力を発生させるのに必要なガス消費量、0.301kg/h(②)にかける
356.34円/kg×0.301kg/h=107.26円
これが火力4.2kwでガスコンロを1時間使った場合のプロパンガス代
●電気(IH)
・スマートライフプラン(オール電化)の単価
午前6時〜翌午前1時 25.8円/kwh×3kw=77.4円
次にガス併用住宅の単価を考える
参照:TEPCO「家庭1軒あたりの使用量と契約電力」
より1軒の平均電力使用量が248.7kwhとわかる
そこで
・スタンダードプラン(ガス併用):121kWh〜300kWhの単価:26.46円で計算
26.46円×3KW=79.38円